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山﨑です。
お盆も明け、少しづつ暑さも和らいできた上田市です。まだまだ残暑ではありますが、それでも朝夕は随分と過ごしやすくなってきました。

私は長野県相続診断士会の会長をさせて頂いておりますが、長野県に相続診断士が約600名・全国で5万人以上の資格者がいます。

全国の相続診断士会が各都道府県で生前の笑顔相続の重要性を伝えながら、定期的に勉強会をしているのですが、今月も8月21(金)に長野県諏訪市で定例会を開催します。
今日の相続ブログは生前相続対策で、家族みんなが笑顔になれる相続対策の基本を3回シリーズでお伝えします。
基本の「3大対策は」
①遺産分割対策(揉めない工夫): 誰に何を遺すかをあらかじめ明確にし、感情の対立を防ぐこと。
②納税資金対策(払える準備): 相続税が発生する場合、家族が現金でスムーズに払えるよう手元資金を確保すること。
③節税対策(減らす工夫): 生前贈与や特例を活用し、残る資産の負担を賢く軽減すること。ですが、
第1回目
遺産分割対策(争族を防ぎ、円満に遺産を分ける工夫)において、特に重要なポイントは以下の4つの視点に集約されます。

1. 遺産の全容を「見える化」する
遺族が揉める最大の原因は「隠し財産があるのではないか」という疑心暗鬼です。
- 財産目録の作成: 預貯金、不動産、株式だけでなく、暗号資産やマイナスの財産(借金・ローン)まで一覧化します。
- 名義の整理: 家族名義で貯金している口座(名義預金)や、昔の名義のままになっている土地などの権利関係を正しく整理しておきます。

2. 分けにくい資産(特に不動産)に「分け方」を準備する
現金と違い、実家などの不動産は等分するのが難しく、トラブルの元になりやすい資産です。
- 共有名義を避ける: 不動産を兄弟姉妹で「共有名義」にすると、将来の売却や改築で必ず揉めます。一人が単独で継ぐ形を基本とします。
- 代償分割の資金を確保する: 特定の相続人(長男など)が実家を継ぐ場合、他の相続人にお金を払ってバランスをとる手法(代償分割)があります。この支払資金として生命保険(受取人を指定)を活用しておくのが定番です。

3. 法的効力のある「遺言書」を用意する
遺言書があれば、原則として遺族同士の話し合い(遺産分割協議)をスキップできるため、対立を根本から防げます。
- 公正証書遺言を選ぶ: 自筆の遺言書は無効リスクや書き換えを疑われるリスクがあるため、公証人が作成する「公正証書遺言」が安心です。
- 遺留分(いりゅうぶん)へ配慮する: 法定相続人に最低限保障されている取り分(遺留分)を無視した配分にすると、相続発生後に請求を起こされトラブルになります。
- 付言事項(メッセージ)を添える: 「なぜこの配分にしたのか」「これまで支えてくれた感謝」を言葉として遺すことで、感情的な納得感が生まれ、異議が出にくくなります。

4. 特定の相続人への「特別の利益・不公平感」を解消しておく
「長男だけ家買ってもらった」「介護を一人で抱え込んだ」といった過去の出来事が、遺産分割で爆発することがよくあります。
- 生前贈与の記録を残す: 生前に一部の子どもだけに資金援助をした場合は、それがいくらだったのか客観的なメモや口座記録を残しておきます。
- 介護や家業への貢献を評価する: 特定の家族に大きな負担(寄与)をかけている場合は、あらかじめ遺言書や生命保険で多めに財産が渡るよう設計しておきます。
生前相続対策の少しでもお役に立てるように定期的に相続セミナーを開催していますので、是非ご活用ください。
9月はセミナー2回開催します。


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