相続コンサルタントが提供する本当の価値とは

いつも相続サポートSUNXブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
山﨑です。

現在、私が生前で遺言公正証書による相続人になったA様の相続手続きを進めています。
A様は私が幼少期からお世話になった方で、遺言公正証書作成の為に司法書士をご紹介し作成したのですが、
当時は「最後は老人ホームに行くから・・・
その後は山﨑さんにすべて相続するので相続人として私の希望をかなえて欲しい」との事でお受けしました。
亡くなる直前まで元気でおられたので、エンディングノートは、落ち着いてから、
ゆっくり作成をお願いしようと思っていた矢先に突然お亡くなりになってしまいました。

生前での遺言公正証書があるので、葬儀を終え、お墓に埋葬し、手続きはスムーズに進んではいますが、どこに何があるかがわからず、想像以上に色々と時間を有しています。
また、大切にしていた猫ちゃんも2匹が残されている為、保健所やボランティア団体さんで引き受けて頂ける方との対応なども必要になりました。
引受先がいるか、心配でしたが、おかげさまで、2匹の猫ちゃんは無事に引き受けて頂ける先も見つかりホッとしている所です。

相続コンサルタントとして、できるだけ多くの方に生前の遺言公正証書とエンディングノート(どこに何があるかわかる記録)、またご家族・お子様方との将来のビジョンやご両親の想いというものを生前に家族会議で話し合う時間を取って頂きたいと思っております。

それでは、本日は実体験も踏まえ、現在私の仕事である、相続コンサルタント(相続診断士)についてお伝えしたいと思います。

相続コンサルタントが提供する「本当の価値」は、単なる「税金節約(節税)」や「手続きの代行」にはありません。それらは税理士や司法書士といった士業の専門領域であり、コンサルタントの本質的な役割はその前段階や全体像にあります。

相続コンサルタントが届ける本当の価値は、大きく分けて3つに集約されます。

1. 「感情の対立」を防ぎ、家族の絆を守ること

相続で最も恐ろしいのは、税金の額ではなく「家族の争い(争族)」です。遺産が多い・少ないに関わらず、過去の感情のすれ違いや不公平感が原因で裁判に発展ケースは少なくありません。

A様はご主人を先に亡くされ、お子様がおられないという状況での相続人依頼でしたので、生前の家族会議もスムーズでしたが、両親・子供たちと兄弟が多い。又はご商売をやっている家族になれば余計複雑になってきます。

  • 本音の引き出し: 家族間では照れや感情が邪魔をして話せない「本当の想い」を、第三者の立場で公平にヒアリングします。
  • 想いの言語化: 被相続人(亡くなる方)が「なぜその分け方にしたいのか」という背景(ストーリー)を遺言書やエンディングノートとして残すサポートをします。
  • 「納得感」の創出: 単なる数字の配分ではなく、全員が納得できる着地点を模索し、将来の禍根を絶ちます。

2. 専門家のオーケストラを指揮する「総合プロデュース」

相続に関わる手続きや対策は、多岐にわたる専門知識が必要です。しかし、各専門家は自分の領域しか見えないことが多々あります。

専門家得意分野見落とされがちなリスク
税理士税金の計算・申告家族の感情、分割のしやすさ
司法書士不動産の名義変更・登記節税効果や将来の流動性
弁護士紛争の解決(トラブル後)トラブル前の予防策・感情面

相続コンサルタントは、全体の指揮者(オーケストラの指揮者)として「家族にとって最善のゴール」を定義し、必要なタイミングで適切な専門家をチームとしてコーディネートします。お客様が各専門家に同じ説明を何度も繰り返す手間や、専門家ごとの意見の違いに混乱するストレスを解消します。

Real estate agents shake hands after the signing of the contract agreement is complete.

3. 「時間軸」を見据えた資産と未来の最適化

相続対策は「亡くなった瞬間」だけのものではありません。

  • 生前の安心: 認知症リスクに備えた家族信託や成年後見の検討、老後資金の確保。
  • 死後のスムーズさ: 納税資金の確保(「節税はできたが納税する現金がない」という状況の回避)や、不動産売却・活用の出口戦略。
  • 次世代への継承: 相続した資産を次の世代がどのように維持・発展させていくかという数十年単位のビジョン策定。

まとめとポイント

節税に固執するあまり「使い勝手の悪い不動産」を残したり、遺産分割で揉めて税金の軽減特例が使えなくなったりしては本末転倒です。「税務上の最適」ではなく「家族全体の人生にとっての最適」をデザインすることこそが最大の価値です。

まとめると、相続コンサルタントが提供する本当の価値とは、「税金や手続きの課題をクリアした上で、残された家族がこれからも仲良く、安心して笑顔で暮らせる未来(安心感と秩序)」を買うことだと言えます。

昨日は、クレジットカードの精算。ケーブルテレビの解約・市役所で保険証等の返却など沢山の手続きを済ませてきました。

亡くなる前にどれだけ引き継ぐ方に想いを伝えて整理しておくかは非残された方に負担を軽減できます。金銭も大切ですが、想いの継承はとても大切になります。

8月も相続セミナー開催致します。

関連グループ企業リフォームワン株式会社
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グループホームこころ

この記事を書いた人

山﨑 昇

山﨑 昇

1975年長野県上田市生まれ。
塗装職人としてキャリアをスタートし、24歳でリフォームワン株式会社を創業。以来、新築・不動産・リノベーションを通じて、地域のお客様と“生涯のお付き合い”を築いてきました。さらに、障がい者グループ
ホーム「こころ」を立ち上げ、住まいや暮らしを支える事業を拡大。
全ての根底にあるのは「人のお役に立つ人でありたい」という一貫した想いです。お客様や地域の方々と関わる中で、「相続」という問題が
人生の終盤に立ちはだかる現実を多く目にしてきました。
親の相続問題に直面した経験もあり、相続の不安を“生きているうちに解決できる仕組み”が必要だと痛感。私は相続を「終わりの話」では
なく「これからの生き方のデザイン」としてとらえています。
これまで培った建築・不動産・福祉・経営の経験を生かし、あなたの
心の中の不安を安心に変えるための相続のお手伝いをいたします。
「あなたに会えて良かった。ありがとう」と言っていただけること――
それが、私の最高の報酬です。

【趣味】
オリジナルバンド活動(ボーカル)
ギター(アコースティック・ソロ活動)

【保有資格】
相続診断士
長野県相続診断士会 会長